◆学び方の勘違い◆

 

英語の勉強の中でも、英会話は特に難しいと言えます。
とは言うものの、あまりにも多くの日本人が英会話力の習得に努力をし、
そのほとんどが挫折しているという惨状があります。

それはなぜか?

英会話に対する認識不足および勘違いが原因です。
その中でも「学び方に関する勘違い」に、大きなものが5つあります。
これらの勘違いを放置しては、いつまでも話せるようにはなりません。



(勘違い1)子供のように習得できる
 これは無理ではありませんが、かなり余分な時間がかかります。
 ネイティブの子供ですら、10年間かけて英語を話すようになります。
 大人が同じ方法で習得する場合、さらに長い年月が必要です。
 文法や単語を意識的かつ効率的に勉強することが重要です。


(勘違い2)聞き流していればいつか口から英語がでる
 そもそも読んで理解できない文を聞き流していても、聞こえるように
 すらなりません。聞いて簡単に理解できる文を、何度も繰り返し聞く
 ことによって、それが口から出ることはあり得ます。
 そうであれば音読やシャドーイングで身につける方が効率的です。 


(勘違い3)ネイティブと接すれば話せるようになる
 海外で生活しても、留学をしても話せない人の方が多くいます。
 中には耳の非常に良い人や、マネをすることが得意な人で比較的
 少ない勉強時間で英語を上達させる人もいますが、例外です。
 会話だけ繰り返しても、その内容が少し早く言えるようになるだけです。
 会話の効果は高いですが、それだけで使える単語や表現は増えません。
 表現を増やすためには、やはりコツコツと勉強することが必要です。


(勘違い4)英会話力習得には会話の練習相手が必要
 野球のバッティングの練習に、必ずしもピッチャーが必要ではありません。
 ピッチャーの球を打つ前に、素振り、走り込みや筋トレをしています。
 そして、止まった球を打つ練習や、トスされた球を打つ練習もします。
 英会話も同じです。相手と会話をする前に、自分ひとりで出来る練習が
 あります。そして得てして効率的ですらあります。
 それが音読、シャドーイング、書き取り、独り言などです。
 これらの練習をするときに大事なことは、
 「実際に相手がいるかのようにイメージして練習する」ことです。
 そうすることで、本番で練習通りに話すことができるようになります。


(勘違い5)勉強をしていればいつか話せるようになる
 受験勉強やTOEICの勉強をしているだけでは話せるようにはなりません。
 文字ベースでの勉強と英会話の間には大きなギャップがあります。
 話すためにはそのギャップを埋める練習が必要になります。
 それが口と耳を使った文単位の練習です。(音読やシャドーイングなど)
 実際にアウトプットする時は、音声として口から英文を発します。
 この当たり前のことを、繰り返し練習することが何よりも軽視されています。
 単語の意味をいくら知っていても、発音ができず、文の中での使い方が
 わからなければそれは「勉強」の域を超えません。
 「勉強」ではなく「練習」をリアリティをもって繰り返すことが、
 話せるようになるためには必要不可欠です。


以上が、日本人に多い英会話学習の勘違いになります。
英会話学習とは「コツコツと使える表現を増やすこと」に他なりません。
勘違いをせずに、当たり前のことを必要なだけ勉強、練習することで必ず

話せるようになります。
長い道のりですが、あきらめず頑張ってください。