◆話したい英語の種類◆

 

 

英語にはいろいろな種類があります。

アメリカ英語とイギリス英語、書き言葉と話し言葉、中学英語と受験英語など。

総数で言うと数十万~百万語あると言われる英語の語彙の中から、
我々日本人が使える英語はほんの一握りです。

そのほんの一握りの英語を上手に選択できるかどうかが、英語を使えるかどうか
の極めて重要なポイントになります。

そこで「日本人が使うべき英語」とは何かを目に見えるように図にしました。

(クリックすると拡大します)

 

 

 

縦軸は使用する際の難易度を表しています。
日本人にとって使いやすいかどうかが基準です。
※これは人によって難易度は変化します。

横軸は使用される頻度を表しています。
ネイティブのコミュニケーションの場面での使用頻度を意味します。
これは英英辞典のLongmanなどの頻度と同じです。
(参考) http://www.lextutor.ca/freq/lists_download/longman_3000_list.pdf
※書き言葉と話し言葉では若干異なります。

この縦軸と横軸により4種類に分けられます。

まず右上「基本」の英語です。
これは中学英語のように基本に忠実な英語です。
基本ゆえに使用頻度も高く、また日本人にとっても使いやすい英語です。

次に右下の「例外」の英語です。
基本からは外れますが、ネイティブがよく使う熟語やスラングながあります。
使うためにはネイティブの感覚が必要なため、日本人には難しい英語です。
またシンプルな表現でも、日本語との相性が悪い英語も含まれます。

次に左上の「日本語的」英語です。
ネイティブはあまり使わない英語ですが、
日本語との相性がよく、日本人が使いやすい英語となります。
熟語ではなく比較的難しい単語がここに含まれます。

最後に左下の「使用禁止」の英語です。
ネイティブが使わないうえに、日本人に使いづらい英語です。
難しい受験英語やネイティブでも知らないような単語です。

明らかなように、ネイティブがよく使う英語と日本人が使いやすい英語は
異なります。

この中で普通の日本人が使うべき英語は当然、「基本」の英語です。
上級者でも少し拡大した楕円で囲った部分くらいで十分です。
間違っても「使用禁止」の英語を使ってはいけません。

「基本」の英語に集中するメリットがあります。
 ・出現頻度が高いので、相手にも通じやすいこと。

 ・基本ゆえに応用が効きやすいこと。(汎用性が高い)

 ・数が少ないので覚えやすいこと。

  ※縦横それぞれの軸が中央からズレているのはこのためです。

これらの点を踏まえて、英語の表現を増やしてゆくコツは次の通りです。
 ・基本に忠実な英語を覚える。
 ・使用頻度に注目する。
 ・使いやすい英語を使う。(使いづらければ無理して使わない。)
 ・例外は無視するか無理して覚えない。
 ・日本語的過ぎる表現は避ける。

このマトリックスには一つ注意点があります。
それはこの表がアウトプット用の英語分類だということです。
当然、インプット(読み、リスニング)のためにはより多くの英語が必要です。
しかし、インプット用とアウトプット用の英語を同等に扱う必要はありません。
リスニングで理解できる英語を全てスピーキングで使える人はいません。

日本人が不得意とするのはアウトプットです。
そのアウトプットを少しでも効率良くできるために、英語の範囲を選択する
ことは非常に重要です。

そのためにこの表を上手に活用して頂ければ思います。